毎日うだるような厚い日が続きますね。
この暑さにかまけて、更新が滞ってしまってました。申し訳ありません<m(__)m>
また九州では豪雨により大変な被害が発生しました。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
さて、今日は、連結送水管設備についてご紹介したいと思います。
この連結送水管は高層ビルや地下街などに設置されるており、
消火活動時に消防隊が使用する設備の事です。
消防隊専用栓とも呼ばれ、外部からの消火活動が困難な7階建以上の建物、
または5-6階建てでかつ延べ床面積が6,000㎡以上の建物もしくわ面積が
1,000㎡以上の地下街に設置が義務となります。
この設備は送水口・送水配管・放水口で構成されています。
まず、送水口とは・・・ 建物の1階に こんなもの見たことありませんか?
これが送水口です。左側が 送水口スタンド型(双口Y型) 右側が壁埋込型双口です。
次に送水配管 建物の外壁に沿って配管が伸びています。
上下水など何本か配管がのびてる中の1本が連結送水管の配管です。
最後に放水口
3階より上階に設置され、10階以下は単口型 11階以上には双口型と放水用器具
(ホース・ノズル)を設置するのが義務となります。
※ 写真左 3階~10階 放水口 真ん中・右側 11階以上の放水口
消防ポンプ車より加圧された消火用水を送水口から各階放水口へ送水する
※左側写真は配管耐圧試験の物です。 画像は消防隊が使用する際の図解です。
今まで紹介した設備はすべて一般の方が初期消火及び避難するために使用する設備でしたが
この連結送水管は消防隊が消火活動の際に使用する機器であり、あまり消火設備としては
聞いた事がない方が多いかもしれません。
しかし、消火設備すべて重要な設備となります。
1階に設置されている送水口廻りは常に消防自動車が止めれる状態に、
3階より上階に設置される放水口まわりには物を置かないように心がけましょう。