GWもあっという間に終わってしまいました。
お休みって過ぎるの早いですね
ゆっくりできた方、旅行された方、残念ながらお仕事だっだ方
いろんな方がいらっしゃるとは思いますが、また気持ち切り替えてお仕事頑張りま
しょう!。
さて、今日は消火設備では現在の所建物の火災時の安全を図るには最も効果的
と言われています「スプリンクラー消火設備」についてご紹介いたします。
スプリンクラー消火設備とは、火災になった際に熱や煙を感知して天井や屋根下に
配置されているスプリンクラーヘッドより素早く自動的に消火する装置です。
商業施設やホール、病院、学校など多くの方が集まる広い場所に
設置されています。
このような場所では通常、消火器や消火栓も備えられているのですが
これらは人が操作しないと使用できません。多くの方が集まる広い場所では、
これでは間に合いません。
また、夜間や休日など無人時に火災が発生する場合もあります。
スプリンクラー消火設備は熱や煙を感知して自動的に放水を始める装置なのです。
スプリンクラー消火設備には3種類の型があります。
「閉鎖型」・「開放型」・「放水型」がり、今日はその中でも一般的な
「閉鎖型」をご紹介したいと思います。
閉鎖型は熱や煙を感知すると感知した部分のスプリンクラーが作動します。
そして、さらに閉鎖型でも「湿式」・「乾式」・「予作動式」など種類があり、
そのなかでも一般的なスプリンクラーは「湿式」です。
◎まずは湿式について、
スプリンクラーヘッドは下向き・上向き両方を使用し 配管には常に水がはってあり,
スプリンクラーヘッドが作動すると直ちにヘッドから放水されるようになっています。
◎乾式は、屋外軒下や寒冷地で凍結により散水不能や配管の破損のおそれがある
場所などに使用されています。ヘッドは上向きを使用し、低圧空気により常に加圧
されており、火災時の熱によりヘッドが作動すると、圧力が低下し乾式流水検知装置
が開きヘッドより放水されます
◎予作動式は、スプリンクラー設備とは別に熱や煙を感知する火災感知器を取り付けてある設備です。
予作動式閉鎖型スプリンクラーは水がかかると壊れてしまうものがある場所に設置されます。
(パソコン等、精密機器設置場所)
スプリンクラーは自動消火設備の為、誤作動を起こしうる可能性もあり、誤作動によって
水がかかれば、精密機器は故障してしまいます。
その為、予作動式ではスプリンクラー設備とは別に火災感知器を設け、火災感知器が作動すると
その信号により予作動流水検知装置がひらき通水されヘッドより放水されるように
なっています。
なので、誤作動時でも火災感知器が作動しない限り放水されない、という事になります。
おさらい
1、スプリンクラー消火設備は熱や煙を感知すると自動的に放水し、消火する装置
2、「閉鎖型」「開放型」「放水型」があり、一般的なのは「閉鎖型」で感知すれば
感知した部分のみ放水される
3、「閉鎖型」には「湿式」「乾式」「予作動式」がある。
4. 「湿式」→ 一般的 常に配管に水がはってあり、熱や煙を感知するとヘッドより放水する
「乾式」→ 低圧空気により加圧されており、熱や煙を感知すると圧が低下し、
流水検知装置が開きヘッドより放水される
「予作動式」→ スプリンクラー設備とは別に火災感知器が設けられており、
熱や煙を感知すると火災感知器の信号により流水検知装置が開きヘッド
より放水される
以上、スプリンクラー消火設備にはまだまだ種類があり、これ以上かくと長すぎて
しまいますので、(なにがなんだかわからなくもなる、私自身(´;ω;`))続きは次回に。
次は「開放型」についてかきます。