久しぶりにさわやかな朝を迎えたように思います。

毎日熱い日が続きますが、皆さま体調管理は大丈夫でしょうか?

今年は「春」という季節を感ずる期間が短かったように思います。

5月でこの暑さだと夏はどうなることやら、、、、 ι(´Д`υ)アツィー・・・

皆さま 今年は早めの熱中症対策が必要ですよ。

さて、今日は前回にひき続きスプリンクラー消火設備についてです。

今回はスプリンクラー設備の中の「開放型」についてのご紹介です。

前回ご紹介しました『閉鎖型』は商業施設やオフィス等幅広い場所で

使用されています。一方、『開放型』は劇場の舞台部や化学工場・倉庫など

急速に火災が広がりやすい可燃物が存在する建物に用いられるスプリンクラー設備

です。

開放型スプリンクラー設備は、ヘッドとは別に火災感知器を設置し、

その感知器が熱又は、煙を感知するとその信号によりスプリンクラーが作動し

ヘッドより一斉放水されます。

(ヘッド周りの配管は空配管となっており装置の一部の一斉開放弁が作動し

流水されます)

ここで、前回肝心なヘッドについての説明を書き忘れましたので、ご説明致します。

まず閉鎖型のヘッドは、平常時出口が熱によって溶融する材質の物で閉鎖

されており、火災時の熱により溶融し放水される構造になっています。

そして、開放型のヘッドは、感熱部がなく出口が常に開放された構造になっています。

なので、ヘッドで熱を感知するのではなく、ヘッドとは別に設置されている火災感知器が

熱又は煙を感知し、その信号でスプリンクラーが作動します。

『閉鎖型』と『開放型』の大きな違いは『ヘッド』の構造違いですね。

また、『開放型』は制御盤や手動起動弁の手動操作によっても設備を起動する事ができます。

火災区域に対し、一斉に放水する為、燃えやすい対象物にも有効な冷却効果及び

消火効果が期待できる設備です。

 

※ヘッドの種類によって放水の範囲・及び形は違います。

まとめ、

①開放型スプリンクラーは劇場の舞台部分や化学工場・倉庫など急速に火災が広がりやすい

建物に用いられます。

②スプリンクラーとは別に設けている火災感知器で熱を感知し、その信号により

スプリンクラーが作動し、放水される。

③スプリンクラーヘッドは

閉鎖型 → 水の出口が熱により溶融される材質のもので閉鎖されている。

開放型 → 開放型は感熱部がなく、常に開放されている。

④手動操作もできる

以上スプリンクラー設備開放型についてのご紹介でした

次回 スプリンクラー設備『放水型』についてです。

つづく、、、、、、(^O^)/